運営: Nillion
秘密分散・MPC(多者間計算)を基盤とする分散ネットワーク。データを平文に戻さずに計算することを目指す方式で、AI推論への応用も提供している。
一部の項目のみ一次情報で確認済み。残りは未確認。
ここに書いているのは公式サイト・公式ドキュメントで確認できた内容です。確認できていない項目は「未確認」と表示しています。
| プライバシーレベルTEE | TEE 推論が保護された実行環境(TEE)で行われ、アテステーションによって「その環境で動いたこと」を検証できる。 |
|---|---|
| TEE(保護された実行環境) | あり |
| E2EE(端末側暗号化) | 未確認 |
| Zero Data Retention | 未確認 |
| リモートアテステーション | あり |
| GPUメモリ保護 | あり |
| 上の保護が適用される範囲 | 既定で適用 特別な設定・申請なしに、すべてのリクエストへ適用される。 |
| 学習への利用 | 未確認 |
| プロンプトの保存 | 未確認 |
AI推論部分(nilAI)は公式ドキュメントで「OpenAI互換APIをTEE内で実行する」と明記されており、基盤は NVIDIA Confidential Computing。アテステーションAPI(GET /v1/attestation/report)でTEE環境の完全性・GPU環境・サービスのverifying keyを検証でき、さらに個々のチャット応答すべてに暗号署名が付く(アテステーション済み環境から返ってきたことを応答単位で検証できる)。この「応答ごとの署名」を提供しているサービスは少ない。一方で、経路の暗号化は「HTTPSによる通信路の保護」と説明されており、端末側で暗号化してTEE内でのみ復号するE2EE方式ではない。プライバシーポリシー(Nillion Association/スイス・ツーク)は2026-08-14に確認した版で最終更新が2026-03-04となっており、Webサイトの訪問とサービス利用にともなって収集する個人データを対象としている。nilAIに送ったプロンプトの保持期間・学習利用についての条項は、この改訂版でも見当たらない。したがってプロンプトが保存されるかどうかは未確認のまま。ネットワーク全体としてはMPC(秘密分散)ベースのnilDB等も併せて提供しているが、LLM推論の秘匿はMPCではなくTEEで実現している点に注意。ここに記載しているのは公式の公表内容で、編集部による技術的検証は未実施。
アテステーションの適用範囲を、編集部がどう確かめたか
2026-08-21に編集部が経路を調査。`https://api.nilai.nillion.network/v1/attestation/report` は実在するが、認証なしでは HTTP 403 `Not authenticated`。**経路が無いのではなく鍵が要る**状態で、APIキーを取得すれば model を変えて返り値を比較する検査を当てられる見込み。
| 無検閲・Abliterated系 | 未確認 |
|---|---|
| 任意モデルの持ち込み | 未確認 |
| Hugging Faceからの取り込み | 未確認 |
| 確認できた取り扱いモデル | google/gemma-4-26B-A4B-itQwen/Qwen3.6-35B-A3B |
| OpenAI互換API | あり |
|---|---|
| ストリーミング | 未確認 |
| Tool calling | 未確認 |
| JSONモード | 未確認 |
| 画像入力 | 未確認 |
| 公式ドキュメント | https://docs.nillion.com/blind-computer/build/llms/overview |
| 入力 / 100万トークン | 未確認 |
|---|---|
| 出力 / 100万トークン | 未確認 |
| 月額(最低) | 未確認 |
| GPU時間単価(最低) | 未確認 |
nilAIには料金取得用のエンドポイント(GET /v1/pricing、GET /v1/pricing/{model_name})があるが、いずれもBearerトークンが必要で、公式ドキュメント上に単価表の掲載はない。2026-08-11時点で認証なしに単価を確認できなかったため、掲載していない。APIキーはDeveloper Portalで取得する。
総合スコアは以下の配点から自動計算しています。手作業で総合点だけを動かすことはしません。 判定材料が確認できない項目は加点0(未確認)としています。
| 評価項目 | 配点 | 獲得 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 入力秘匿性 | 25 | 19 | レベルC = 19点 |
| アテステーション・検証可能性 | 15 | 15 | リモートアテステーション +9 / TEE +3 / GPUメモリ保護 +3 |
| モデルの自由度 | 15 | 未確認 | 取り扱いモデルの自由度が未確認 |
| モデル性能 | 15 | 10 | 最上位クラス: frontier +9 / 取り扱い 2 モデル +1 |
| 料金 | 10 | 未確認 | 料金が未確認のため加点なし |
| 開発者体験 | 10 | 4 | OpenAI互換 +4 |
| 安定性 | 10 | 未確認 | 稼働実績・ステータス公開が未確認 |
| 合計 | 100 | 48 | 情報の確度 65% |
ここから下は編集部の見解です。事実の記載とは分けています。実際に何が起きるかは、利用者の環境と用途によって変わります。
メリット
注意点
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