推論を自前の機密VMで動かし、検証をクライアント側で強制する設計の推論API。モデルの重みそのものを再現可能なイメージとして固定し、同一性を証明できるようにしている。
一部の項目のみ一次情報で確認済み。残りは未確認。
ここに書いているのは公式サイト・公式ドキュメントで確認できた内容です。確認できていない項目は「未確認」と表示しています。
| プライバシーレベルTEE | TEE 推論が保護された実行環境(TEE)で行われ、アテステーションによって「その環境で動いたこと」を検証できる。 |
|---|---|
| TEE(保護された実行環境) | あり |
| E2EE(端末側暗号化) | 未確認 |
| Zero Data Retention | あり |
| リモートアテステーション | あり |
| GPUメモリ保護 | 未確認 |
| 上の保護が適用される範囲 | 既定で適用 特別な設定・申請なしに、すべてのリクエストへ適用される。 |
| 学習への利用 | 学習に使わない |
| プロンプトの保存 | 保存しない |
2026-09-17に公式プライバシーポリシーとSecurity and Privacy FAQを確認。Inference APIの入力・出力は応答後に保持せず、APIの内容を学習に使わないと明記している。プロンプトや応答の内容ログと、課金・運用メタデータは別。トークン数・モデル名・時刻等は保持され、アカウント・請求・認証ログにも別の保存条件がある。Chatの暗号化バックアップは履歴用に保存されうるため、APIの非保持を全製品に一般化しない。公開CLIはアテステーション検証とTLS証明書のピン留めを行う設計。今回の確認は公式文書と認証不要のモデル一覧APIであり、有料推論やSDK経由の証明連鎖を新たに実測したものではない。2026-08-21の公開証明エンドポイントの適用範囲検査は上記の実測記録を参照。 検証の置き場所が他社と違う。公式CLI(tinfoil-cli)がローカルプロキシとして動き、起動時に①ハードウェアアテステーション②Sigstore バンドル③measurement の突き合わせ を行ってTLS証明書をピン留めする。証明書がローテートすれば自動で再検証し、**検証に失敗したリクエストは拒否される**(fail-closed)。つまり利用者が検証を実装しなくても、検証が通らない限り通信が成立しない。さらに `modelwrap` で Hugging Face のモデルを再現可能な dm-verity / EROFS イメージとして固定し、起動時にマウントする設計になっており、**実行環境だけでなくモデルの重みの同一性まで証明の対象**にしている(同社は「proving model identity」と呼んでいる)。GitHub org `tinfoilsh` に `AMDSEV` `cvmimage` `tfshim` `modelwrap` `tinfoil-cli` が公開されており、実装を読める。 🔴 2026-08-21に編集部が実測した挙動として特筆すべきは、**平文のリクエストを受け付けない**こと。`POST https://api.tinfoil.sh/v1/attestation` に暗号化していない body を送ると HTTP 426 と `EHBP_REQUIRED` が返り、「リクエストが暗号化されていないため、内容が Tinfoil のインフラから読める状態になる。Tinfoil は暗号化されていない推論リクエストを中継しない」という趣旨のエラーになる。秘匿を利用者の実装任せにせず、事業者側で fail-closed にしている例。
アテステーションの適用範囲を、編集部がどう確かめたか
2026-08-21に編集部が実測。`https://inference.tinfoil.sh/.well-known/tinfoil-attestation` が認証なしで200を返し(SEV-SNP guest predicate v2・復号後1184バイト)、`?model=` に deepseek-v4-flash / gpt-oss-120b / kimi-k3 を指定しても**body のハッシュが4回とも完全に一致**した。したがってこの経路で外部から取得できる証明は、モデル単位ではなく推論ゲートウェイ単位。⚠️ 公式ドキュメントは「verification is chained across two enclaves」と書いており、SDK経由ではその先の連鎖を辿れる可能性がある。ここで測ったのは、鍵を持たない第三者が取得できる範囲。`api.tinfoil.sh/v1/attestation` は GET 405 / POST 426。
| 無検閲・Abliterated系 | なし |
|---|---|
| 任意モデルの持ち込み | 未確認 |
| Hugging Faceからの取り込み | 未確認 |
| 確認できた取り扱いモデル | DeepSeek V4.1 FlashGLM-5.3GLM-5.3 FlashKimi K3Llama 3.3 70BGemma 4 31BGPT-OSS 120B |
| OpenAI互換API | あり |
|---|---|
| ストリーミング | 未確認 |
| Tool calling | 未確認 |
| JSONモード | 未確認 |
| 画像入力 | 未確認 |
| 公式ドキュメント | https://docs.tinfoil.sh/ |
| 入力 / 100万トークン | 未確認 |
|---|---|
| 出力 / 100万トークン | 未確認 |
| 月額(最低) | 未確認 |
| GPU時間単価(最低) | 未確認 |
2026-09-17に公式モデルAPI https://api.tinfoil.sh/v1/models を認証なしで取得。カタログは16件で、チャットモデルは7件。100万トークンあたり入力/出力は deepseek-v4-1-flash $0.65/$1.45(experimental)、glm-5-3 $1.80/$5.75、glm-5-3-flash $0.40/$1.25(experimental)、kimi-k3 $4/$20、llama3-3-70b $1.75/$2.75、gemma4-31b $0.40/$1、gpt-oss-120b $0.15/$0.60。キャッシュ入力は別単価。文書処理・Web検索等にはリクエスト課金があり、トークン単価0を無料とは扱わない。基準モデル(DeepSeek V4 Pro)はこのカタログに無いため、基準単価比較と料金計算から除外する。
総合スコアは以下の配点から自動計算しています。手作業で総合点だけを動かすことはしません。 判定材料が確認できない項目は加点0(未確認)としています。
| 評価項目 | 配点 | 獲得 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 入力秘匿性 | 25 | 19 | レベルC = 19点 |
| アテステーション・検証可能性 | 15 | 12 | リモートアテステーション +9 / TEE +3 |
| モデルの自由度 | 15 | 0 | 自由度に相当する要素を確認できず 0点 |
| モデル性能 | 15 | 11 | 最上位クラス: frontier +9 / 取り扱い 7 モデル +2 |
| 料金 | 10 | 未確認 | 料金が未確認のため加点なし |
| 開発者体験 | 10 | 4 | OpenAI互換 +4 |
| 安定性 | 10 | 未確認 | 稼働実績・ステータス公開が未確認 |
| 合計 | 100 | 46 | 情報の確度 80% |
ここから下は編集部の見解です。事実の記載とは分けています。実際に何が起きるかは、利用者の環境と用途によって変わります。
メリット
注意点
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